やっと予定していた貯金額が溜まったよ!
朔太、頑張ったんだね。ガチャを回すことを生きがいにしていた人とは思えないよ。
ふっふっふ、もうボクは予算をしっかり守って無駄にガチャを回したりはしないのさ!
なんかお金って貯まると楽しくなってくるんだね。この調子でもっと貯めちゃおうかな!
まぁそれも良いかもね。でもせっかくだし少しずつ投資、資産運用をしたりしても良いんじゃない。
それって株とか?ギャンブルじゃないですか!
やっぱりそんな認識だよね。
でも資産運用って言うのは朔太が思っているよりずっと安全で、貯金の延長みたいなものなんだ。
それに私たちの世代が今から老後のために貯金だけするのは、それはそれでリスクがありますからね。
朔太くんは恐らく1万円の価値は変わらないと思っているのではないでしょうか。
どういうこと?そりゃ1万円は1万円でしょ?
まぁそうなんだけどさ。でもいま1万円で買えたものが10年後も1万円で買えるのかはちょっと怪しいんだ。
私たちはまだ先が長いから、将来のための資産置き場もしっかり意識しておく必要がある。やるかはさておき、基本だけは理解しておいた方が経済的に頼れる男子になれるから、少しだけ勉強しておこうか。
知っておきたい金融投資について
本日もお疲れ様です。
皆さんは自分を守るための生活防衛資金や、いずれ訪れるであろう結婚のための費用は無事に貯められましたか?
もういざというときのための貯金はバッチリだよ!
達成できた方はおめでとうございます。頑張っていますね。
もしまだ貯金ができていないという方は下記の記事を参考に、もう少し頑張ってみましょう。
【先取り&細分化】貯金が苦手なら便利な銀行口座をフル活用しよう!
「もう十分に貯金ができたな」
このような方は蓄財に関して次のフェーズに入ることも視野に入れてみても良いかもしれません。
何をすることがベストなのか?具体的なことを言うと金融投資による資産運用になります。
懐疑的な男性
うわ、なんか怪しい情報商材のにおいがしてきたぞ。
こんな風に思った方もいったん落ち着いてください。あなたは投資=ギャンブルだと思っているのではないでしょうか。
世の中にはギャンブルっぽい投資(投機と言います)も存在していることは事実ですが、資産運用はあなたが思っているよりずっと地味で安全性が高いものになります。
特にまだ20~30代の若者にとっては、老後のためにと貯金だけをしているよりも安全な可能性すらあるんですね。
これが一体どういうことなのか。まずは資産運用の基礎だけでも、大人の教養として学んでみませんか?
投資を無理して行う必要はありませんが、将来の選択肢の一つとして知っておくだけでも必ず役に立つ知識になります。
より恋愛を楽しく、結婚を安定的に行うためには、お金にまつわる知識が多いに越したことはありません。
まずは簡単なことから、一緒に学んで行きましょう。
投資の知識は大人の教養として理解していた方が良い分野になります。いざというとき騙されないためにも、基本的な知識をつけてお金とパートナーを守れるようになりましょう。
資産運用とは何か?
資産運用とはざっくばらんに言うと自分が持っている資産(お金)にお金を稼いできてもらうことです。
実のところお金というものは、別のものに変えることでさらなるお金を生み出してくれる存在になるんですね。
あなたが昔買ったグッズやゲーム、いざ売ろうとしてみたらたまたま買ったときより高くなったなんて経験はないでしょうか?
資産運用の本質はこれを意図的に行うことと同義です。余っているお金を値上がりが期待できる別のものに一時的に交換しておくイメージですね。
全然増えない貯金で将来のためのお金を数十年寝かせるより、もう少し資金効率が良い安全性の高いものに一時的に変えたい。その気持ちはご理解いただけるのではないでしょうか。
使わないで将来のためにとっておくお金なら、ただ寝かせておくよりもう少し増えて欲しくない?
まぁ分からなくはないですけど、急に株とか始めてマイナスになったみたいな話をよく聞くよ?!
それは自分でちゃんと勉強しないで他人にお金を預けているからだね。
資産運用って言うのは、マイナスになるリスクを自分で極限まで減らしてやればかなり安全だよ。誰かにやってもらうものじゃないことだけは覚えておこう。
なぜ資産運用が必要なの?
貯金男性
老後資金は毎月コツコツ貯金しておけば増えなくても良いから大丈夫です!
このように思っている方も多いことかと思います。老後資金2,000万円問題なんで言われていましたもんね。その決意と行動力は素晴らしいです。
しかしその老後資金を貯金のみで用意するのは少々リスクが高い行為になってしまいます。なぜかというと世の中にはインフレリスクというものが存在しているからです。
最近では食料品などの原材料や、マクドナルドのハンバーガーが値上がりしていることはご存じの方も多いのではないでしょうか。少し前まで110円だったのに、今は130円になっています。
商品は変わっていないのに値段が上がる。これがインフレです。(※反対に下がる場合はデフレと言います。)
あなたが今30歳だとして、もし仮にハンバーガー(1個110円)が5年に1回20円値上がりした場合、あなたが65歳になるころには20円×7回の計140円も値上がりしてしまうことになります。
インフレが続くと今なら1万円で90個買えるハンバーガーが35年後には40個しか買えない。これはなかなかショックですよね。
貯金だと1万円は1万円のままなのは事実ですが、前例のように将来的に1万円で買えるものが少なくなってしまう可能性があることは理解しておきましょう。
特に老後のお金を今から用意しようと考えている方は、このインフレリスクは意識特にしておく必要があります。
この話を聞いたうえでも「インフレはないと思うから貯金だけを行う」のでしたらそれはそれで筋が一本通っているため良いかと思います。
しかし「それは困るかも」と思った方は、資産運用について少し勉強しても良いかもしれませんね。
そしていざ資産運用をしようと考えたときには、貯金をする割合と投資をする割合をどうするか、しっかりと考えなければなりません。
いやそうは言ってもモノの値段がずーっと上がり続けるとは限らなくない?
値段が下がり続ける場合もあるでしょ?しかも日本はデフレで給料も上がらないって聞いたことあるよ?
よく知ってるね。ただ基本的に日本やアメリカみたいな資本主義国家は緩やかなインフレを目指して経済政策を取っているんだ。
各国がインフレを目指していることを考えると、長期目線ではモノの値段は上がる可能性の方が高いんじゃないかな。
おっしゃるとおり日本は長らくデフレが続いていましたし、経済成長もなかなか難しいのは事実です。
しかし海外がインフレしていると輸入品の値段は上がってしまうため、食料品などの生活必需品は値上がりしてしまう可能性が高いんですね。
なるほど。確かにお菓子とかもサイレント値上げしてたりもするし、そもそも上がってるような気もしてきた。
ま、それでも100%インフレするわけじゃないし投資は上下があるから、どっちかだけって言うのはバランスが悪いんだけ。
それぞれのメリット、デメリットから自分にとって心地よい配分を考えることが大切だよ。
貯金について
貯金のメリット
何といっても数値上は絶対に減らないことがメリットと言えます。
貯金している1万円は何があろうと1万円です。
預けている銀行の経営がどんなに苦しくなろうともあなたが預けている1万円が5千円になることは絶対にないことはご存じのことかと思います。
仮に銀行が潰れても私たちのような一般人でしたら、預金保険制度(ペイオフ)の恩恵で預けたお金は基本的には全て帰ってきます。しかも盗難リスクもほぼ0。
超低リスク、高い安全性では右に出るものはいないことでしょう。
「直近10年以内などの近い将来に使う予定のお金」や「何かあったときのための生活防衛資金」として置いておくことに最適ですね。
貯金のデメリット
貯金のデメリットはどう頑張っても1万円は1万円にしかならない点です。
私たちが銀行にお金を預けておくと年二回ほど利息が振り込まれてきますよね。その利率は恐ろしく低いのです。
年率0.001%
メガバンクの普通預金だとこのくらいです。例えばあなたが1億円を銀行に預けていた場合、年間で貰える利息は千円となります。
つまりまったく減らない代わりにまったく増えもしないということですね。
「減らないなら安心」と思っている方は先ほどのインフレの話を思い出してみましょう。30年後に向けて貯めているお金の価値が、下がってしまう可能性があることに気づくことかと思います。
もちろん、貯金を全否定するわけじゃないよ。
インフレとデフレ、どっちに転ぶか分からないからこそ貯金だけを妄信せずにリスクを分散させる必要があるよねって話。
投資について
投資のメリット
貯金よりも高い利回りで余剰資金を運用できる点が最大のメリットと言えます。
例えばあなたの手元に1,000万円の現金があったとしましょう。
このお金を30年間銀行預金に預け入れていた場合、30年後には1,000万+3,000円となっています。3,000円は30年間分の利息となります。
この1,000万円をもし年利3%で運用できたとしたら、30年後にはおおよそ2,400万円となります。利息(運用益)は1,400万円です。驚くことに元本の倍以上になるんですね。
懐疑的な男性
いやいや、それはすごく上手くいったケースをあげているだけだろ!
このように思う方もいらっしゃるかもしれませんが、3%と言う数字はかなり安全性が高い運用を行った場合になります。
これまでの株価指数の推移から優良な株の詰め合わせパックで20年以上の長期運用をした場合は最終的には100%に近い確率で+リターンになるという事実がデータとして出てきているんですね。
今までの統計から考えると長い目で見れば確実にプラスになってきたよというエビデンスがちゃんとあるんです。統計データに基づいた結果ならば、じゅうぶん信頼に値するのであないでしょうか。
本記事ではその詳細は割愛しますがひとまず、3%くらい増えることは非常に現実味があると言うことだけご理解ください。
ふーん。ところで優良な株の詰め合わせパックってなに?
指数連動型のインデックスファンドって言って投資信託の一種だね。
まぁ今はappleやamazonあたりの優良な株をたくさん、細かくして詰め合わせたセットだと思っておいて。
投資のデメリット
投資の最も大きいデメリットは短期的に見ると資産が減ってしまう可能性があるということがあげられます。
投資のリターンと言うものは1年目は+5%、2年目は+6%、3年目は-8%と言った感じで、景気によって毎年(毎日)上下します。先ほどの「長期投資で年利3%」というのは運用期間の平均プラスリターンが最終的に3%になるようにというものになるため、単年で見るとマイナスの年も普通に発生してしまうんです。
この単年で見たマイナスのときにかかってくるストレスはかなり大きなものになります。統計データでみると最終的にはプラス、この言葉を信じるには投資への理解がそれなりに必要になってきます。
なお先ほど「20年以上の運用なら確実にプラスになる」と言いましたが、最終的にマイナスになる可能性も0ではありません。未来は誰にも分からないからです。
投資に関して100%大丈夫というのは絶対にありえません。ただこれまでは長期だとマイナスにはならなかったというデータがあるだけということをお忘れなきように。
なるほど、ずっと3%で上がるんじゃなくて最終的には年3%くらい増えた計算になってるよって言う考え方なのね。
そうだね。長期投資を行うときは最低限このことを理解しておかないと暴落が起きたときに手放しちゃってすべてが無駄になるんだ。
投資とは何なのかをしっかり理解し、これまでの統計データが信用できるかをしっかり腹落ちさせないとダメ。
あとは短期だとマイナスになる可能性があるため、直近で使うまとまったお金を投資に回すのは悪手です。車や家を買おうと思ったタイミングで暴落すると目も当てられなくなりますから。
確かに。使う予定のあるお金と何かあったときのためのお金は貯金、それ以外で投資が基本イメージなんだね。
あとは自分が辛くならない程度に投資と貯金のバランスを考える、と!
まとめ:投資は資産形成の手段の一つ!
いかがでしたでしょうか。
金融投資とは何か、またなぜそれを昨今では推奨しているのか少しでもご理解いただけますと幸いです。
少子高齢化の日本において、老後に安心して過ごすためには自助努力が必要不可欠になってきます。
将来の生活を破綻させないためにどうするべきか?その選択肢の一つとして金融投資は存在しているんですね。
もちろんやるかやらないかは個人の自由。ただその選択は「なぜいま投資が騒がれているのか」をしっかり理解した上で行えるようにしましょう。
貯金しておけば絶対安心だと思ってたけど、お金の価値が下がることもあるんだなぁ。
日本はずーっとデフレが続いていたから貯金しておけばそれが正解だったんだよね。ただ今の日本はいろんなものを輸入に頼っているから、国内の景気が悪くても輸入品の値段はあがっちゃう可能性が高い。
だから何かあったときの現金以外は株式や不動産みたいな、インフレと一緒に値上がりするものに振り替えておいた方が安全だなと私は思ってるよ。
なるほどね。でもまだ投資ってこわいイメージがあるから、もう少し勉強してからやるか検討してみます!
それが良いですね。投資ではよく分からないものには投資しないというのが鉄則です。基礎を学んでから、やるかやらないか決めるようにしましょう。