うーん、恋人作るために色々やってみるけど、思ったよりお金厳しいなぁ。
これまでと違う生活を始めるとなると、お金はかかりますよね。
まだ準備段階ですが、結構大変だなと思っているのではないですか?
そうなんだよねぇ。
理容室行ったりとか、服のサブスク使ってみたりとかってやってると、実際の出会いの場に行くお金は?!ってなるよね。
しばらくは貯金はしなくても良いかなぁ。50万くらいはあるし。
ダメ。
なんで?!
年収や貯蓄より管理する能力が大事って言ってたよね?!嘘なの?!
そうじゃないよ。それが基本ってだけで、年収や貯蓄だって大事なの。
今のうちからある程度の貯金も持っておかないとダメ。
厳しくないですかね?!
朔太、結婚まで考えてるんだよね?
なら今のうちからコツコツ貯金を積み上げておかないと後で後悔することになるかもよ。
ちょっと冷静に考えてみようか。
貯金を増やそう!
本日もお疲れ様です。
恋愛、結婚するにあたってお金ってとっても大事ですよね。当サイトの記事をさらりと読んでくださっている方にはもう十分伝わっているかと思います。
そのうえで以前の記事を参考に真面目に取り組み、無事に収支を改善できたあなたは偉いです。胸を張ってください。
→【超初心者向け】恋人探しをする前に支出を削減し活動費を用意しよう!
しかし恋愛活動を行うにあたって思ったより費用がかかり、削減した支出よりも活動費の方が多くなってしまった方も少なくないのではないでしょうか。
よし、しばらくは貯金は諦めよう!!
中にはこんな風に思って貯金を諦めてしまった方もいらっしゃることでしょう。
別に赤字じゃなければ良いですもんね。その言い分は分からなくもないです。
ですが残念。収支管理をして活動費を捻出したあとには資産を増やしていくフェーズに移行する必要があります。
その手段として最もポピュラーなのはお察しの通り貯金ですよね。あなたがつい今しがた諦めた行動ですが、将来的に結婚を目標に掲げている方は必ず行わなければなりません。
「いやそうは言っても、後回しでよくない?」
こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、今のうちから並行して貯金も行っていかなければダメなんです。
貯金ができていない方は貯金をする体質を作るor貯金ができていた方はそれをキープする。
これを最初から意識しておかないと結婚というゴールは遠のいていきます。
なぜそうなるのか?その理由はもちろん、今から貯金を積み上げていくメリットに関して具体的に解説していきますので、是非最後までお読みいただけると嬉しいです。
収支改善がしっかりできたあなたはとても努力家な方なのでしょう。
このままの流れで貯金も行っていきましょうね。
世間の平均と中央値を知ろう
なぜ貯金が必要なのかをお話する前に、世間一般がどの程度貯蓄を持っているのかを理解しておきましょう。
まず単身者世帯の年代別平均、中央値を見ていきます。
※この章で利用しているデータは全て家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 令和2年調査結果が出典となります。
年代 | 平均値 | 中央値 |
20代 | 106万円 | 5万円 |
30代 | 359万円 | 77万円 |
40代 | 564万円 | 50万円 |
50代 | 926万円 | 54万円 |
中央値とは?
集計した全てのデータを小さい(or大きい)順に並べた時にちょうど真ん中にくる値
例えば10人調査対象がいて1人が0円、3人が1万円、3人が5万円、2人が10万円、1人が100万円の貯金を持っていたとしましょう。
この場合、平均値が12.8万円となるわけです。
「調査の結果、10人の貯金額の平均は12.8万円でした。これ以下の人は平均を目指しましょう。」
こんな風に言われるとなんだか腑に落ちないですよね。このように極端な存在が混じると10人中9人は平均以下の貯蓄しかもっていないみたいな不思議な現象が起こることがあります。
この例での中央値は数字を端から並べた真ん中に位置する5万円となるわけです。こちらの方が「いくらくらい貯金しておこうかな」と思った時に参考にする数字としては妥当だとは思いませんか?
貯蓄額のように上限がない数値で平均を出してしまうと現実から乖離した結果となることが少なくないため、中央値で見た方が妥当な値になることが少なくないのです。
ふーん。って20代独身の中央値5万円ってことは5万円以下の人が半分もいるってことなの?!
そうだね。この結果にはボーナスがない人やアルバイトの人も多く含まれているから、平均と中央値に大きな開きがあるんだと思うよ。
単身者は貯金してる人はいっぱいしてるし、してない人は本当に全然してないことが分かるね。
次は2人以上の世帯です。
年代 | 平均値 | 中央値 |
20代 | 165万円 | 71万円 |
30代 | 529万円 | 240万円 |
40代 | 694万円 | 365万円 |
50代 | 1,194万円 | 600万円 |
2人以上の世帯は基本的に2馬力の家庭が多いため貯蓄額も多いですね。
それでも単身者世帯とそこまで大きな差が出ないのは、子育て資金や住宅購入資金が発生してくるからでしょう。
なるほどね。だとしても思ったより少ないかな?
この統計データは全国一律で算出されているから、私たちみたいな首都圏に住んでいる人からすると思ったより少なく映るかもね。
地方と首都圏だと収入格差が結構あるんだ。首都圏在住なら平均=中央値くらいのつもりで考えておいた方が良いかも。
貯金はどのくらい必要なのか?
平均、中央値を見たうえで「じゃあ結局いくら貯めれば良いの?」と思った方もいらっしゃることでしょう。
結論を言うと
人によります。
以上、頑張って貯めましょうね。
……なんて言われても困ってしまいますよね。ですが、あなたと相手の価値観次第で必要額が大きく変わってくることも事実です。
そこで今回は「自分はいくらは貯めておこうかな」と考えるきっかけになる情報を2つだけお話しておきます。
恋愛するうえで貯金がないと困る理由について
じゃあ恋愛をするにあたって貯金がないとどんなときに困るのか。結論を言うとお付き合いしたのち結婚したいと思ったときになります。
当然ですが結婚にはかなりのお金がかかります。
ポイント
- 生活環境に関わる費用:同居するにあたって引っ越し、家具の購入など
- 結婚に関わる費用:両親への挨拶や顔合わせ、結婚指輪の購入など
このようにお金のかかるイベントがたくさん待ち構えています。お金を持っていないと身動きが取れなくなる可能性は否定できません。
また結婚自体にかかる費用も決して無視はできません。昨今では婚約指輪を買わなかったり、結婚式を挙げなかったりとお互いの価値観によっては結婚自体の費用は少なくなったと言えるものの、その決定権は未だに女性側にあります。
残念なことに男性主導で「結婚式はナシで」などと言えば甲斐性ナシの烙印を押されること請け合いなので、自分の意志で挙式の有無などは決められないと思っておきましょう。
昔と時代は変わったと言えど「欲しい、したい」と思う女性がいることを理解してください。
気の強い女性
リッツカールトンでの挙式は絶対!
こんな女性だったら「こっちから願い下げだ!」と思う気持ちは分からなくはないですが
結婚式に憧れてた女性
家族だけでもいいから、小さな結婚式挙げたいな。
このくらいの夢ならば叶えてあげるのが甲斐性というものではないでしょうか。(もちろん費用は協力して出すことが前提です)
じゃあ恋人ができて結婚を意識しだしたら貯めていきます!
しかしこれでは遅いのです。モタモタして蓄財が間に合わないと最悪の場合は幻滅されて破断なんて可能性も普通に起こりえます。
ありがちなパターン
①貯金がなくて先送りにしていた場合
②正直に貯金がないことを伝えた場合
これはあなたと相手の年齢が高くなればなるほど顕著に現れます。
朔太くんのようにまだ20代半ばでしたらさほど気にしなくても良いですが、あなたが既に30代に差し掛かっているとかなりのハンデを背負っています。
これは「お金をたくさん持っているか」ではなく「計画的に貯めておくことができている人なのか」ということが大切な部分なんですね。
結婚を目標としているのでしたら自分が結婚にあたりどの程度までの支出を許容するのかを考えて、その金額を目標に貯めておきましょう。
仮に今0だとしても諦めなくても大丈夫。ない袖は振れないので開き直って、0からスタートしましょう。やることが肝心です。
……なお結婚する気がないのでしたら気にしなくとも良いですが、その場合は相手を選んでお付き合いしてあげてくださいね。
え~貯金もちゃんとないとダメなの?鬼なの?
では私が40歳になったときに「貯金は1円もないけど結婚したいです」と言ったらどうでしょうか?
円サンなら小躍りしそうだけど、冷静に将来考えた時にメッチャ不安になりますね!
ちなみに挙式はディズニーランドで盛大に行ってください。
図々しくないですかね?!
貯金があることのメリットについて
貯金をすることのメリットは様々なものがあります。
「生活に余裕ができる」「ステータスになる」「なるべく理想に近い形で結婚できる」etc…
ぱっと思いつくだけでもこのようなメリットが思い浮かびます。これだけでもじゅうぶん精神的に安心できますよね。
しかし結婚を意識した男性の場合はこれよりももっと大きなメリットが存在しています。
それが何なのかというと結婚後に一方的に相手に財布を握られないよう交渉ができることにあります。
結婚後も自分で稼いだお金は自分で管理したい。
こんな風に思っているオタク男性orこじらせ男子も多いことでしょう。趣味に傾倒している方ほどこの傾向は顕著だとも言えます。
もっとも自分で頑張って稼いだお金ですから、その気持ちはよーく理解できます。
「自分の稼いだ分くらいは死守したい!」こう思うのでしたら絶対にある程度のまとまった貯金は持っておかなければなりません。
なぜかというと家計は基本女性が握るものという固定観念が未だに根強いため、説得力のある男性でないと相手に財布を握られる可能性が非常に高くなるからです。
マイナビウエディングが結婚5年以内の夫婦を対象に調査した共働きの場合、お金の管理どうしてる?では約50%の夫婦が妻管理で夫が小遣い制という結果になったようです。
昨今では財布は夫婦別々の家庭が多いものの、未だに妻管理が主流となっています。最初は別々でも子育てがスタートすると妻管理で夫が小遣い制に変わるなんてこともよくあるので、男性側が長期で管理し続けることの難しさは非常に高いと言えますね。
恋愛活動中の男性
基本的に女性が管理するなんて……こんなの絶対おかしいよ!
こんな風に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、それが普通だった時代から大人になった私たち世代の女性がそのように思ってしまうのは致し方ないことです。悪気はないんです。
この状況であなたが家計管理を担いたいor結婚後も別々にしたままにしたいと思っているのでしたら、説得力のある材料を用意した上で意思表示を行う他ありません。
子どもができると女性の方が子どもにお金を使いたいと思う気持ちが強くなるため、旦那のお金の使い方にも厳しくなりがちです。
「お小遣い制なんて嫌です」と思っている方はしっかりとした収支管理を行い、それまでの間に信用を積み上げていく必要があるんですね。
自分で管理をしていた時に積みあがった貯金というものはそのままあなたの信用に変わります。
女性の場合「家計管理は奥さんがするもの」と思っているケースも少なくないため、男性側が管理したいとなると「信用されていないんだ」と思ってしまいへそを曲げられることも少なくありません。
一般常識(?)を覆したいのでしたら、その理由をしっかりと用意しておくようにして、余計な軋轢が生じないよう留意しましょう。
男性が管理している家庭は15%程度しかないようですね。
財布を握り続けるためには恋人時代からの信用を積み上げ、説得力がある何かを用意しなければなりません。
相手次第の側面もありますが、信頼されるよう準備をするに越したことはないです。
貯金も大事だけど個人的にはFP3級あたりを取っておくのもおススメ。
ファイナンシャルプランナーは主に家計改善の提案を仕事にしている人たちだね。
3級ならさほど難しくないから2カ月くらい勉強すれば取れると思うよ。お金の基礎知識も一緒に学べるから一石二鳥だね。
デキる男性
俺、FP持ってるから家計管理はバッチリだよ!ちゃんと毎月公開もするから任せて欲しいな!
こんな風に相手を安心させたうえで、自然と家計における主導権を握ることができれば素敵ですね。
なるほど、ボクは財布別が良いなぁ。
でもいくらくらいあれば説得力あるか想像もつかないや。
これも相手の価値観や自分の年収次第なので一概には何とも。
例えば35歳で年収1,000万円なのに貯金が200万とかだと浪費家かなと思いますしね。
結婚前の独身男性の貯蓄は100~300万くらいが多いみたいだから、20代のうちは150万くらいを目指して30代なら300万を目指すのが良いかもね。
と、遠いなぁ。
でも3桁あると確かに頑張って貯めた感あるし、頑張ってみようかな!
まとめ:少しずつでも貯めておこう!
いかがでしたでしょうか?
恋愛活動も行いつつ、並行して貯金を行う必要性がご理解頂けたら嬉しいです。
正直な話、あれもこれもやっていると疲れてしまいますよね。「結局遊べるお金も減るし辛い!」と思う気持ちは分かります。
ですが今から少しずつでもやらないと、そのツケが後で返ってくることは間違いありません。
せっかくお付き合いできて結婚したいなと思える人が現れたのに、貯金がないことがマイナス要因になってしまうのは非常にもったいないです。
恋愛から結婚へステージアップする際にはお金の話から逃げることは不可能です。逃れられないのならば、先送りにせずに早いうちから少しずつ取り組んで解消しておきませんか?
もちろんすべてを完璧に、今すぐにやる必要はありません。
自分の心とお財布と相談しながら、ストレスをため込みすぎないようバランスよく行動していきましょうね。
うーん、趣味のお金をちょっと減らしていっても良いかもしれないなぁ。
あくまで理想論だし結婚したいのならの話だから、最初からあまり無理しすぎないようにね。
まずは実情を理解して、頭の片隅に置いておくことが大切だからさ。
朔太くんの場合はまず恋人を作るところからですしね。
ですがあとあと必要になるなら先んじて対策を考えておくと、あとがだいぶ楽になるのも事実です。
そうだよね。結婚したい人が見つかったときに慌てないためにも、今のうちにしっかり準備しておくよ!